-LIVE-
マロン
池田社長×かんたろう(福島)
-TALK-
アチャコ×ピカ☆×池田社長×かんたろう(福島)
「〜強制避難区域の今を知る〜」

photo1.JPG


12月4日、いよいよ始まりましたPAOS! 第一回目は、代表であるアチャコプリーズのお店、南森町の「てん」で開催しました。このお店は普段は、ゲスト・ハウス&カフェとして営業していて(カレーがとてもおいしい!!)、週末にはライヴ・イベントも開催される贅沢なお店。


まずは京都からマロンが演奏、サンプラーやディレイなどのエフェクターを駆使し、ギター一本で見事なダンス・ミュージックに。20分という時間があっという間に感じられる程の空間を作り上げてくれました。そして、二人目は僕ですね。池田社長です。この日、福島から一人車を運転して、はるばる来てくれたかんたろうくんとセッション!机を楽器にしてしまうあたり、かなりの変態ですね(笑)。この机があればどんな家族も団らんを取り戻せて、食卓が毎日楽しくなると個人的に思っています。福島にはこんなに面白い人がたくさんいるんです!


ということで、ライヴ演奏が終わり、まずは代表3人によるTAIYO33OSAKAの解説。TAIYO33OSAKAとは何なのか、今後何をしていきたいのか、ピカ☆を中心に話を進めました。そして、12月TAIYO33OSAKAが力を入れてバックアップする「原発」都民投票・「原発」市民投票の直接請求の活動について。この活動は東京都と大阪市で行われ、それぞれ人口の2%の署名を集めなくては、議会に議題を提出出来ないんです!2%というと東京都で21万人強、大阪市で4万2千票!これがなかなか大変!!急ピッチで進めているためスタッフも少なく、署名をもらう受任者も少ない。だから、みなさん是非オレンジストリート横にある事務局にお手伝いに来て下さいっ!!

photo4.JPG


そして、今回のトークゲストは福島からやって来た机を楽器にしてしまうかんたろうくん!まずは福島の郡山市にいて、地震が起きた時の状況や、原発が爆発した時の福島の様子を語ってもらいました。福島といってもとても広い県なので、まず場所によって被害が全く違うということ。そして、地震が起きた当時関西では少しのゆれだった様子ですが、福島では相当揺れて、その後店も全て閉まってしまい、断水もありガソリンもなくなり道路も寸断。先の見えない期間は大変な緊迫感に街が包まれたとのこと。


放射能問題も同じで、福島県といってもかなり広いので、被害の状況も違い、放射線の値も全く変わる事。そして、現状の食について。かんたろうさん自身は周り友人も含めて、食に対して気を使っている人も少ないとの事。福島は農業がさかんなため野菜を自家栽培している方が多く、元々家で作った野菜を自分の家で食べ、ご近所さんで譲り合う仲。そして、そいういう気持ちのこもった野菜をこばむのは難しいこと。調理して出てくる料理を食べない事にはいかないこと。その状況が数ヶ月続き、今ではいつの間にか気にしなくなってくること。


福島から出て行く事については、もちろん出て行きたい気持ちはあるけれど、現実的に、現状に疲れて避難は難しいという点、家族を守りたいという気持ち、色々な感情が絡まり、今福島に住む事を選んでいる事。詳しくはUstreamのアーカイブを見て頂けたらと思うのですが、今回のPAOS!では福島の今をみんなでもう一度知り、日本の状況をしり、よりよい生活を送る方法を一緒に考えていく事が大事だと思いました。


池田社長


phoo2.JPG